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2012年5月6日(日) 名古屋市港サッカー場 14:10 KICKOFF
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チーム名
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
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合計
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名古屋サイクロンズ
|
0
|
10
|
0
|
10
|
20
|
|
サイドワインダーズ
|
0
|
0
|
0
|
7
|
7
|
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当日のゲーム速報のまとめはこちらから! |
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●得点経過
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チーム名
|
Q
|
TIME
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PLAY
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PLAYER
|
YARD
|
TFP
|
PLAYER
|
G/NG
|
|
サイクロンズ
|
2
|
3:39
|
RUSH
|
#9 井戸
|
2
|
Kick
|
#43 山口
|
G
|
|
サイクロンズ
|
2
|
9:12
|
FIELD GOAL
|
#43 山口
|
25
|
|
|
|
|
サイクロンズ
|
4
|
2:28
|
FIELD GOAL
|
#43 山口
|
44
|
|
|
|
|
サイドワインダーズ
|
4
|
5:29
|
RUSH
|
#33
|
4
|
Kick
|
#17
|
G
|
|
サイクロンズ
|
4
|
10:31
|
RUSH
|
#33 森川
|
12
|
Kick
|
#43 山口
|
G
|
|
|
●スタッツ
|
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|
サイクロンズ
|
サイドワインダーズ
|
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ファーストダウン(ラン−パス−反則)
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17(10-6-1)
|
11(2-7-2)
|
|
パス獲得yds(試投−成功−インタセプト)
|
130yds(23-11-1)
|
95yds(30-14-2)
|
|
ラン(回数−獲得yds)
|
31-148yds
|
18-26yds
|
|
攻撃(回数−獲得yds)
|
54-278yds
|
48-121yds
|
|
反則(回数−喪失yds)
|
6-46yds
|
7-41yds
|
|
ファンブル(回数−喪失)
|
0-0
|
0-0
|
|
フィールドゴール(回数−成功)
|
2-2
|
0-0
|
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TIME OF POSSESSION
|
29:30
|
18:30
|
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|
●コメント
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小林オフェンスコーディネーター
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近藤ディフェンスコーディネーター
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|
2012シーズンがいよいよ始まりました。
今シーズンもご声援をよろしくお願い致します。
今季初戦ではありましたが、ホームゲームでもあり、しっかりと勝利を意識した試合を目指しました。
先シーズンから引き続き、グランドアタックに重きを置きつつ、要所で空中戦を展開してと算段して臨みましたが、まだまだ精度が低く相手を崩し切れていないところを力づくで展開している部分もあり、今後もっと質の高いプレイをしなくてはいけないところを露呈する結果となりました。
また、要所で反則もあったり、大切なところでのダウン更新が出来ず得点機を逃してしまいました。
ある程度ドライブが出来たことは収穫ですが、やはり今後はビッグプレイ、ロングゲインも必要になりますし、3rdダウン更新の効率も更に上げなくてはいけません。
まずは次の試合までに、いらない反則の徹底排除とビッグプレイを目指す心構えをつけていきたいと思います。
今回のホームゲームに本当に多くの方に会場に足を運んで頂き、誠にありがとうございいました。
今シーズンも変わらぬご声援頂けますよう、改めて今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 |
|
今シーズンの初戦が、地元名古屋で開催という非常にうれしい環境でのゲームとなりました。
相手は個々のレベルではXクラスが揃っているサイドワインダーズ。
格上との対戦という気持ちで望むことを重要視して準備しましたが、やはりメンタルな油断が出てしまった結果になりました。
1stダウンを取られることは多少は仕方ないとしても、得点を取られるということはあってはならないことであり、今後の大きな課題として取り組んでいかなければならないと思います。
地元開催とあって、多くの観客の皆様にお越しいただきまして誠にありがとうございました。
今後とも、ご声援の程よろしくお願いいたします。 |
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|
谷川監督
|
|
勝つことを最終目的にしながら、フィールドゴールは積極的に狙う。
これを主眼に考えていた。
44ヤードのフィールドゴールが決ったことは、今年の攻撃にとって非常に明るいプレーであった。
仕上がり具合は選手の努力もあって良好である。
次の西宮戦は、若い選手も多く苦戦が予想されるが、自分達のプレーを貫けるかを主眼に戦っていきたい。
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|
|
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|
●ゲームレポート
|
|
5月6日、2012サイクロンズの初戦が地元名古屋で行われた。
相手は昨年X2-WEST2位のサイドワインダーズ。
試合前の雷鳴のため10分遅れての試合開始となったが、雨も止み快晴となった名古屋市港サッカー場にて、ホームゲームの幕が切って落とされた。
サイクロンズのリターンにより試合開始。
リターン中の反則によりゴール前81ヤードからのオフェンス。
オフェンスを率いるのはQB#2小山(京産大)、昨年リーグ戦中盤に負傷したエースが攻撃を指揮する。
RB#33森川(名城大)、#7加藤(義)(中京大)がランで連続でフレッシュを獲得するもその後の攻撃が振るわずパントとなる。
ゴール前60ヤードからのサイクロンズディフェンス、ランを危なげなく止めた後の3rdダウン、相手のショベルパスに意表を突かれフレッシュを許す。
これでリズムを狂わされたのか、ラン・パスで前進され自陣への侵入を許す。
しかし何とか3rdダウンまで追いこみ、DLのラッシュにより相手QBがインテンショナルグラウンディングの反則を犯しロスオブダウン、ピンチを脱する。
自陣15ヤードから始まったサイクロンズオフェンス、RB#7加藤(義)(中京大)のランで2度のフレッシュを奪い中央付近までボールを進め、ここで第1Q終了。
第2Qに入り3rdダウン1ヤードの攻撃、RB#9井戸(富山大)が中央からスピンしてフレッシュ獲得。相手陣内へ攻め込む。
ここまでランを中心に組み立ててきたサイクロンズ、ここでQB#2小山(京産大)からWR#85鈴木(健)(中京大)へのパスがヒットし、さらにWR#18棚橋(名院大)へのパス、そしてRB#7加藤(義)(中京大)の中央ランで一気にゴール前1ヤードまで前進する。
最後はRB#9井戸(富山大)が中央を確実に突きタッチダウン!先制点を奪う。(PAT成功、7-0)
サイクロンズのキックで試合再開。
ディフェンスは危なげなくthree & outとし、ボールをオフェンスに渡す。
ゴール前56ヤードからのサイクロンズオフェンス、続けざまに2本のパスが失敗したが3rdダウンのパスをWR#85鈴木(健)(中京大)にヒットさせ、ゴール前30ヤードまでボールを進める。
さらにWR#3森下(金沢大)、#89新城(中京大)にもパスを通り、一気にゴール前15ヤードへ、ここでランで前進を試みるも、4thダウンで2ヤードを残してしまう。
ここは、K#43山口(金沢大)が22ヤードのフィールドゴールを決め、確実にリードを広げる。(10-0)
サイクロンズのキックで試合再開。
残り時間が3分弱となり、相手オフェンスはキャッチアップのためパスを連続して投じる。
2ndダウンのパスはDB#32成田(名古屋大)がインターセプトしかけたが失敗、しかし3rdダウンのパスはDB#34鈴木(達)(南山大)がインターセプトし、敵陣内でボールをオフェンスに渡す。
オフェンスは追加点を狙ってパスを投じるがthree & out、パントにより攻撃権を放棄する。
またしてもパスでキャッチアップしようとする相手QBを、新人DL#63山中(四日市大)がQBサック、相手の反則も重なり諦めた相手オフェンスがニーダウンで時間を進め、前半が終了する。
サイクロンズのキックオフで後半開始。
キック時の反則やカバーのタックルミスもあり、中央付近から相手に攻撃を許したサイクロンズ、パスを通され自陣への侵入を許すも3rdダウンのパスをLB#52川西(中京大)がカットし、パントに追い込む。
代わったオフェンスは自陣18ヤードから攻撃だったがパスが通らずthree & out、パントにより攻撃権を放棄する。
自陣からのディフェンス、相手の反則もあり敵陣にボールを戻し、さらにLB#5金高(名院大)のインターセプト寸前のパスカットもあり、パントに追い込む。
相手パントをR#89新城(中京大)が果敢にリターンするが、リターン中の反則により罰退、オフェンスは自陣の26ヤードから攻撃となる。
ここからWR#18棚橋(名院大)、#89新城(中京大)へのパスを通し敵陣にボールを進めるもそこからのランが不発となりパント、P#43山口(金沢大)のナイスパントにより、相手オフェンスを自陣4ヤードに押し込んだところで第3Qが終了する。
最終第4Q、相手オフェンスはthree & outとなりパント、敵陣からのオフェンスはQB#2小山(京産大)が相手のラッシュをかいくぐりWR#85鈴木(健)(中京大)にパスを通す。
ゴール前28ヤードからの攻撃は、パスが失敗しタッチダウンは奪えずゴール前27ヤードの位置からフィールドゴールへ。
距離44ヤードのフィールドゴールをK#43山口(金沢大)が見事に決め、リードをさらに広げる。(13-0)
サイクロンズのキックで試合再開。
キックカバーのミスが目立ち中央付近からの相手オフェンス、3rdダウンまで追い込むもパスを通されフレッシュを奪われ、さらにDLのラフィンザパサーの反則により大きく罰退、ゴール前27ヤードまで進まれてします。
再度3rdダウンまで追い込み、ここで第1Qと同じショベルパスを読み切ったDL#92濱谷(愛院大)がロスタックル、4thダウンとする。
しかし、ここで相手のギャンブルプレーでパスを成功されゴール前15ヤードに、さらにパスインターフェアの反則をディフェンスが犯しゴール前4ヤードへ。
気落ちしたディフェンスは為す術なくランでタッチダウンを許す。(PAT成功、13-7)
残り時間6分30秒でタッチダウン1本差となってしまう。
サイクロンズのリターンにより試合再開。
自陣31ヤードからのオフェンスは、RB#33森川(名城大)がピッチをうけ突進しフレッシュを獲得、敵陣にボールを進める。
相手の反則もありさらにフレッシュを重ね、WR#18棚橋(名院大)へのパス成功でゴール前19ヤードへ、最後はRB#33森川(名城大)が相手ディフェンスを振り切ってオープンを駆け上がりタッチダウン!時間を使ってダメ押しのタッチダウンを奪う。(PAT成功、20-7)
サイクロンズのキックにより試合再開。
相手リターナーにロングリターンを許し、中央からの相手オフェンス、残り時間は1分29秒、相手オフェンスはパスを投じるしかない状況。
ディフェンスは1stダウン、2ndダウンのパスは封じるが、3rdダウンのパスを決められしまい、ゴール前9ヤードまで進まれる。
ここで何とか踏ん張り、4thダウンギャンブルのパスはエンドゾーン内でDB#21古田(和歌山大)がインターセプトして切り抜けた。
最後は交代したQB#14渡邉(金沢大)がパスをインターセプトされるが、何とかタックルし試合終了。
地元での開幕戦を20-7の勝利で飾ることができた。
地元で勝利した姿を見せられたことは、非常に喜ばしいことであった。
しかし、一方で多くの課題が噴出したゲームでもあった。
次節は西宮ブルーインズ(旧阪急ブルーインズ)が相手である。
RB井岡やK大西など学生時代の活躍が目覚ましい関西学院大出身者が多くを占め、富士ゼロックスを完封で破った相手に対してどう戦うのか?
秋季リーグ戦のサバイバルレースにおいて必ず勝たなくてはいけない相手である。
秋を見据えた戦いをして見せて欲しい。
(Reported by 事務局 滝田)
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2012年5月27日(日) EXPO FLASH FIELD 15:00 KICKOFF
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チーム名
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
合計
|
|
名古屋サイクロンズ
|
0
|
12
|
0
|
0
|
12
|
|
西宮ブルーインズ
|
0
|
7
|
7
|
3
|
17
|
|
|
|
当日のゲーム速報のまとめはこちらから! |
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●得点経過
|
|
チーム名
|
Q
|
TIME
|
PLAY
|
PLAYER
|
YARD
|
TFP
|
PLAYER
|
G/NG
|
|
西宮
|
2
|
0:43
|
PASS
|
#6 → #33
|
14
|
Kick
|
#85
|
G
|
|
サイクロンズ
|
2
|
2:34
|
PASS
|
#2 小山 → #18 棚橋
|
35
|
Kick
|
#83 馬淵
|
NG
|
|
サイクロンズ
|
2
|
9:09
|
RUSH
|
#9 井戸
|
1
|
PASS
|
#2 小山 → ×
|
NG
|
|
西宮
|
3
|
3:07
|
PASS
|
#81 → #87
|
26
|
Kick
|
#85
|
G
|
|
西宮
|
4
|
9:54
|
FIELD GOAL
|
#85
|
29
|
|
|
|
|
|
●スタッツ
|
|
|
サイクロンズ
|
西宮
|
|
ファーストダウン(ラン−パス−反則)
|
18(3-15-0)
|
9(4-5-0)
|
|
パス獲得yds(試投−成功−インタセプト)
|
271yds(34-23-1)
|
78yds(15-6-0)
|
|
ラン(回数−獲得yds)
|
22-47yds
|
21-91yds
|
|
攻撃(回数−獲得yds)
|
56-318yds
|
36-169yds
|
|
反則(回数−喪失yds)
|
4-25yds
|
4-31yds
|
|
ファンブル(回数−喪失)
|
2-1
|
0-0
|
|
フィールドゴール(回数−成功)
|
2-0
|
1-1
|
|
TIME OF POSSESSION
|
28:21
|
19:39
|
|
|
|
●コメント
|
|
小林オフェンスコーディネーター
|
近藤ディフェンスコーディネーター
|
|
前回の試合で修正点が多々出てきましたので、それらを少しでも改善すべく試合に臨みました。
不用意な反則の削減と、ランとパスのバランスUP、そしてパス成功率の向上を課題に上げてましたが、パス成功率の向上は一定の成果は見れたものの、大切な場面での反則やミスが出てしまい、まだXリーグで戦うための力が足りないと感じる場面がありました。
しかし、選手は最後まで勝利を目指しよく戦ってくれました。
最後の最後で勝利をつかめず、スタッフ側の力不足も感じる試合となりました。
秋に向け、次節は選手は不用意な反則とターンオーバー削減を目標とし、スタッフは最後に勝ちきる試合運びを目指して頑張っていきたいと思います。 |
|
グリーンボウルチャレンジの決勝となりました西宮戦でしたが、相手の狙い通りに得点を与えてしまうという最悪の結果になってしまいました。
ゲームを行っていく上での流れとセオリーをもっと勉強していかなければX上位への道のりは遠のく一方です。
しかしながら、ディフェンスチームとしては、このゲーム新人の台頭も目立ち秋へのプラス要素も大きく浮かび上がってきたのも事実です。
特にDL・LBは大半のスターターを新人が占め、秋季に向けて個々の競争が生まれ活性化することが楽しみです。
敗戦は敗戦として受け止めなくてはいけない事実ですが、秋季リーグでの雪辱を常に考えて日々の練習に臨んでいきたいと思います。
遠路はるばる応援に駆けつけていただきました皆様誠にありがとうございました。 |
|
|
谷川監督
|
|
敗戦は残念であったが、過去2年のXリーグ残留の成果は出てきていると感じる。
また、まだまだ伸び代があることも確認できた。
ただし、秋のリーグ戦は、総力戦でありスタッフと選手の意思疎通が不可欠になる。
そのあたりに課題を残したと感じている。
常に今の状況を確認しながらゲームを進めていく。
そのための練習は難しいが、意図を確認しながら練習を進めることを繰り返すことで成果を出していきたい。
|
|
|
|
|
●ゲームレポート
|
|
5月27日、2012サイクロンズの第2戦がEXPO FALSH FIELD行われた。
相手は西宮ブルーインズ。阪急からチーム名を変更し、Xリーグに2004年以来の復帰となる古豪である。
かつて関西学院大の一員として甲子園を沸かせたRB#33井岡選手、そして昨年甲子園を沸かせたK/P#85大西選手、他にも関西学院大学出身を多数擁するフットボールエリート集団と言っても過言ではないチームである。
対して、多くの選手が東海地区出身者で占めるサイクロンズは、ある意味雑草集団と言えるかもしれない。
5月とは思えない30度近い猛暑の中、フットボールエリートVS雑草集団の秋を占う上で非常に大切なゲームの幕が切って降ろされた。
サイクロンズのリターンにより試合開始。
前評判通りの相手Kのロングキックにより、ゴール前81ヤードからのオフェンス。
オフェンスを率いるのはQB#2小山(京産大)、前回の反省を生かし積極的にパス攻撃を仕掛ける。
WR#18棚橋(名院大)へのパスを連続してヒットさせ、一気にハーフウェイ付近までボールを運ぶ、さらにRB#1秀平(玉川大)のランを絡め再びWR#18棚橋(名院大)へパスをヒットさせゴール前24ヤードまで進む。
その後もWR#85鈴木(健)(中京大)、RB#9井戸(富山大)へのパスをヒットさせるが一歩及ばず、フィールドゴールチャレンジ。
ボールスナップ開始までの残り時間が少ない中、K#83馬淵(中京大)が蹴ったキックはバーを通過するがここでホイッスル、ギリギリでサイドラインからはタイムアウトが要求されていた。
仕切り直しのキックはバーを外し、先制のチャンスを失ってしまった。
しかし、鮮やかなオフェンスのファーストドライブにサイドラインやスタンドはタッチダウンの量産を期待したことは間違いなかった。
交代したサイクロンズディフェンスは、負傷者や仕事の都合によりメンバーが大幅にリフレッシュ、何とDL/LBのスターターの8割が今季加入の新人選手と言う布陣で臨む。
相手QBのキーププレーにフレッシュを奪われる場面もあったが、その後の相手ドロープレーを抑え、パントに追い込む。
代わったオフェンスがthree & outとなりパントにより攻撃権放棄、しかしここでパントがミスキックとなりゴール前47ヤードからのディフェンスとなってしまう。
相手QBにパスからのスクランブルランを走られゴール前30ヤード付近まで進まれてしまったところで第1Qが終了する。
第2Qに入り、ランを警戒するディフェンスの裏に連続してパスを通され簡単にタッチダウンを奪われてしまう。(PAT成功、0-7)
押せ押せムードが一転、追う展開となってしまった。
サイクロンズのリターンで試合再開。
ここで黙っているわけにはいかないオフェンスは、ゴール前71ヤードからのオフェンス。
QB#2小山(京産大)がWR#3森下(金沢大)へのロングパスを決め一気に敵陣に侵入、そこからWR#85鈴木(健)(中京大)へのパスを通し2ndダウンインチとし、中央ランを警戒した相手ディフェンスの裏をかき、WR#18棚橋(名院大)へのロングパスを決めタッチダウン!わずか4プレーで試合を振り出しに戻す。(PAT失敗、6-7)
サイクロンズのキックで試合再開。
本日キックオフのキッカーに入ったのはベテランの#7加藤(義)(中京大)、持ち前のMAXキックでボールをエンドゾーンに蹴り込みタッチバック。
名声高い相手Kを意識したプレーに歓声が上がる。
意気上がるディフェンスも相手オフェンスをきっちりthree & outとし、ボールをオフェンスに渡す。
リターン中の反則があり、ゴール前79ヤードからのサイクロンズオフェンス、QB#2小山(京産大)が新人WR#23山道(金沢大)、#85鈴木(健)(中京大)へのパスをヒットさせ再び相手陣内に侵入、RB#1秀平(玉川大)が中央を走り抜きフレッシュを獲得すると、再びWR#3森下(金沢大)、#18棚橋(名院大)、#89新城(中京大)へとパスを決めゴール前1ヤードへ。
最後はRB#9井戸が中央を突いてタッチダウン、さらに挽回を狙いPATではパスを選択したがこれは失敗、だが逆転に成功し前半を終了した。(PAT失敗、12-7)
サイクロンズのキックオフで後半開始。
サイクロンズディフェンスは好調を維持し、相手オフェンスをシャットアウト、ボールをオフェンスに渡す。
ゴール前80ヤードから後半最初のドライブとなったオフェンスだが、ここでパスプロテクションに綻びが生じる。
パスプロテクションから漏れた相手DLに背後からアタックされ、QB#2小山(京産大)の投げようとしたボールが浮き、それが相手DLの胸元に収まってしまう。
自陣26ヤードという絶体絶命の位置で相手オフェンスにボールが渡ってしまった。
ここで止めておきたいディフェンスだったが、相手オフェンスの巧妙な罠に引っ掛かってしまう。
相手QBからWRにリバースプレー、そこからパスを投じるというスペシャルプレーを展開、リバースしたWRに気を取られてカバーを外したDBを尻目にボールはエンドゾーンに待ち構えるフリーとなったWRの手元に収まった。
インターセプトの後にはスペシャルプレー、フットボールの定石を見せた相手が一枚上手だった。(PAT成功、12-14)
サイクロンズのリターンにより試合再開。
ゴール前70ヤードからいち早くキャッチアップしたいオフェンスは、パスを続けて成功、さらに相手の反則もありハーフウェイ付近まで進む。
ここでRB#7加藤(義)(中京大)がオフタックルを突いてロングゲイン、仕事で欠場のエースRB#33森川(名城大)のお株を奪う突進を見せる。
さらにWR#18棚橋(名院大)へのパスをヒットさせるもフレッシュには届かず、ここで本日二度目のフィールドゴールチャレンジとなる。
しかし、ここでもフィールドゴールは成功せず、逆転の糸口がつかめない。
交代したディフェンスは意気消沈することなく激しく攻め、新人DL#65夏目(同志社大)がQBサックを決め相手オフェンスの前進を阻む。
ゴール前49ヤードでボールを受け取ったオフェンスだが、OL陣に疲れが見え始めパスプロテクションをキープすることができない。
一方のディフェンスも疲れが見え始めたのか、相手のランオフェンスに前進を許し、自陣への侵入を許したところで最終第4Qに入る。
新人LB#39叉賀(京都大)のQBサックで相手オフェンスを何とか止めるも、ここで相手Pに技ありのパントを決められてしまい、ゴール前99ヤードからの攻撃となってしまう。
ここでサイクロンズオフェンスは意地を見せ、WR#3森下(金沢大)へのパス、RB#7加藤(義)(中京大)、#1秀平(玉川大)のランでレッドゾーンを脱すると、RB#9井戸(富山大)、WR#85鈴木(健)(中京大)へのパスでハーフウェイ付近までボールを運ぶ。
しかし、ここでオフェンスがボールをファンブル、相手ディフェンスにゴール前32ヤードまで運ばれてしまう。
ディフェンスは前進を許すもゴール前で耐え抜き、フィールドゴールに押さえるが点差を広げられてしまう。(12-17)
サイクロンズのリターンにより試合再開。
残り時間は2分、パスオフェンスに逆転を託すも4thダウンギャンブルは失敗しターンオーバー。
最後は相手のランプレーに時間を消費され試合終了。
攻め続けた挙句の敗戦にスタンドはため息に包まれた。
スタッツ上は相手を圧倒しているゲームであった。
しかし、数字では圧倒していても結果で圧倒することはできず、さらに12-17と敗戦。
モメンタムやフィールドポジションなど、数々の修羅場をくぐりぬけてきた相手選手たちのフットボールエリートらしい試合巧者ぶりが随所に発揮されたゲームとなってしまった。
選手やスタッフの中には、このゲームで相手に対してさほど脅威となる印象を持たなかった者もいるかもしれない。
しかし、これがフットボールである。
ここで自分たちの力を過信したものがいれば、その時点で秋のリーグ戦での結果は決まっているだろう。
現時点で、名古屋サイクロンズがXリーグWESTにおいて最も弱いことは、結果からも分かる厳然たる事実である。
慢心などしている余裕はない、秋を見据えたチーム作りに邁進するのみ。
(Reported by 事務局 滝田)
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2012年9月17日(月・祝) 半田運動公園陸上競技場 14:00 KICKOFF
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|
チーム名
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
合計
|
|
名古屋サイクロンズ
|
3
|
0
|
0
|
0
|
3
|
|
パナソニックインパルス
|
7
|
17
|
10
|
14
|
48
|
|
|
|
当日のゲーム速報のまとめはこちらから! |
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|
●得点経過
|
|
チーム名
|
Q
|
TIME
|
PLAY
|
PLAYER
|
YARD
|
TFP
|
PLAYER
|
G/NG
|
|
パナソニック
|
1
|
4:40
|
PASS
|
#18 → #87
|
9
|
Kick
|
#11
|
G
|
|
サイクロンズ
|
1
|
9:46
|
FIELD GOAL
|
#43 山口
|
43
|
|
|
|
|
パナソニック
|
2
|
0:46
|
FIELD GOAL
|
#11
|
42
|
|
|
|
|
パナソニック
|
2
|
5:50
|
PASS
|
#18 → #87
|
53
|
Kick
|
#11
|
G
|
|
パナソニック
|
2
|
11:27
|
RUSH
|
#44
|
1
|
Kick
|
#11
|
G
|
|
パナソニック
|
3
|
3:30
|
FIELD GOAL
|
#11
|
47
|
|
|
|
|
パナソニック
|
3
|
8:36
|
RUSH
|
#25
|
30
|
Kick
|
#11
|
G
|
|
パナソニック
|
4
|
3:57
|
RUSH
|
#3
|
3
|
Kick
|
#15
|
G
|
|
パナソニック
|
4
|
11:35
|
RUSH
|
#34
|
5
|
Kick
|
#15
|
G
|
|
|
●スタッツ
|
|
|
サイクロンズ
|
パナソニック
|
|
ファーストダウン(ラン−パス−反則)
|
9(5-3-1)
|
20(8-11-1)
|
|
パス獲得yds(試投−成功−インタセプト)
|
40yds(13-4-2)
|
220yds(23-16-0)
|
|
ラン(回数−獲得yds)
|
29-78yds
|
32-171yds
|
|
攻撃(回数−獲得yds)
|
42-118yds
|
55-391yds
|
|
反則(回数−喪失yds)
|
2-10yds
|
2-10yds
|
|
ファンブル(回数−喪失)
|
1-0
|
1-0
|
|
フィールドゴール(回数−成功)
|
1-1
|
3-2
|
|
TIME OF POSSESSION
|
23:21
|
24:39
|
|
|
|
●コメント
|
|
小林オフェンスコーディネーター
|
近藤ディフェンスコーディネーター
|
|
ホームに日本トップチームのパナソニックを迎えました。
しかし、サイクロンズは常に一戦必勝あるのみ、パナソニックに対しても目の前の1プレイに集中して臨みました。
前半、相手がスカウティング通りであった事もあり、狙いに沿ったプレイ展開が出来ました。
また、得点機にも確実にフィールドゴールを決める事も出来ました。
しかし、ターンオーバーもあり、守備に負担をかけてしまい、後半はやりたい事が出しきれず、残念ながら完敗となりました。
ターンオーバー後のカバーや、ハドルの集散と言った本当の基本的な事をもう一度改めて一から真摯に行わなければいけないと感じました。
しかし、今季の新人の台頭もあり、今後に期待を感じる場面もありました。
また一つ一つ積み重ねたいと思います。
今回のホームゲームにあたり、様々な方にご尽力を賜りました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
また、本当に多くの方にご声援頂き、本当にありがとうございました。
素晴らしい盛り上がりのホームゲームとなりました。
必ず結果で返したいと思います。ありがとうございました。 |
|
今シーズン第二戦は、日本のトップチームのパナソニックとの試合でした。
相手の正QBが怪我で欠場したことからランプレーに絞ったプランを建てており、オフェンスの健闘もあったことから、第1Qは接戦に持ち込めました。
しかしながら、第2Q中盤以降は個人能力のマッチアップの部分につけ込まれる展開となり、追加点を許しゲームをワンサイドの展開にしてしまったことが悔やまれます。
しかし、敗戦の中にも次につながる収穫もありました。
この悔しさを忘れず、次節に挽回したいと思います。 |
|
|
|
|
●ゲームレポート
|
|
前節の開幕戦を落としたサイクロンズ。
第2節の対戦相手は、パナソニックインパルス。
ホームである半田運動公園陸上競技場に西の絶対王者を迎え、どう戦うのか?
多くのファンが詰めかけたスタンドに無様な姿を晒すわけにはいかない。
台風の接近により強風が吹き荒れる中、自分たちのプライドをかけた戦いが始まった。
サイクロンズのキックによりゲーム開始。
自陣27ヤードから始まったパナソニックオフェンス、QBこそ前節負傷退場したエースQBをメンバーから外しているが、超強力なOLとRB陣は変わりなく存在感を放つ。
ランパスを絡め3度の1stダウン更新を重ね、最後はパスでいとも簡単にタッチダウン。
約4分半のドライブを得点に結び付けられる。(PAT成功、0-7)
相手のキックオフにより試合再開。
自陣27ヤードから始まったサイクロンズオフェンスを率いるのはQB#2小山(京産大)。
パスで1stダウンを獲得し、自陣37ヤードからの攻撃、ここでビッグプレーが飛び出す。
中央から抜け出したエースRB#33森川(中京大)がLOSを駆け抜け一気にロングドライブ、敵陣30ヤードまでボールを運ぶ。
その後、WR#85鈴木(健)(中京大)にパスをヒットさせゴール前18ヤードまで迫るもあと一本が出ず、フィールドゴールを狙う。
K#43山口(金沢大)の蹴ったキックはクロスバーを通り成功、反撃ののろしを上げる。(3-7)
この得点は、前回Xリーグに昇格した2007年シーズンにパナソニックから奪ったタッチダウン以来、実に5年ぶりの得点となった。
サイクロンズのキックにより試合再開。
自陣34ヤードから始まった相手オフェンス。
反撃ののろしを上げたオフェンスにボールを渡したいディフェンスだったが、相手の強力なOL陣に押し込まれズルズルと前進を許す。
サイクロンズ陣内30ヤードまで進まれたところで第1Qが終了する。
第2Qに入り、ここでサイクロンズディフェンス陣が早い集まりで踏ん張り、この攻撃をフィールドゴールで止める。(3-10)
絶対王者に対して一歩も引かない姿勢を見せた。
相手のキックオフにより試合再開。
風上に立った相手のキックオフは強風に乗ってぐんぐんと伸び、サイクロンズオフェンスを不利なフィールドポジションへと追いやっていく。
自陣17ヤードからのサイクロンズオフェンス。
RB#9井戸(富山大)が力強いランで1stダウンを獲得、さらに新加入のWR#22安田(名古屋大)へのパスをヒットさせ自陣37ヤードまで進むも後が続かずパントに追い込まれる。
P#83馬淵(中京大)のパントは逆風に耐え相手オフェンスを自陣25ヤードまで押し込む。
ここを耐えたかったディフェンスだが、風上に立った相手のパスオフェンスになす術なく前進され、最後はマンツーマンで競り負けたパスをキャッチされ、53ヤードを独走されてしまう。(PAT成功、3-17)
相手の背中が遠のく追加点であった。
相手のキックオフにより試合再開。
風がさらに強まり、キックはタッチバックとなる。
自陣25ヤードからのサイクロンズオフェンスは、WR#89新城(中京大)へのパス、そしてRB#7加藤(中京大)のオープンランで確実に1stダウンを更新し敵陣46ヤードまで進む。
ここでサイクロンズオフェンスが勝負に出る。
QB#2小山(京産大)がタッチダウンを狙いロングパスを投げる。
ボールは十分な軌道を描きWR#22安田(名古屋大)の手に入るかと思ったが、強風の影響もありわずかにスピードが落ち、そこを相手DBのカバーが上手くインターセプトされてしまう。
そこで止まればよかったのだが、さらにリターンを許しサイクロンズ陣内23ヤードまでリターンされてしまう。
勢いに乗る相手オフェンスを止めることができずゴール前4ヤードまで進まれたサイクロンズディフェンス。
前半残り時間は42秒、なんとかフィールドゴールに止めたいところだったが、タイムアウトを使いじっくりと攻める相手攻撃を耐えることができず最後はランによりタッチダウンを献上してしまう。(PAT成功、3-24)
挑戦者らしい攻撃・守備をしかけたサイクロンズだったが、詰めの部分で地力の差を見せつけられ点差を広げられて前半を終了する。
サイクロンズのリターンにより後半開始。
自陣19ヤード、風下からのサイクロンズオフェンスはいいところなくthree & out、パントで攻撃権を放棄するも自陣内でディフェンスとなってしまう。
これに対してサイクロンズディフェンスはパスで1stダウンを更新されるも、相手のオフサイドの反則もあり耐えきり、フィールドゴールに抑える。(3-27)
サイクロンズのリターンにより試合再開。
自陣24ヤードからのサイクロンズオフェンスはいいところなくthree & out。
後半に入り、プレー傾向をオープンへの展開に変えてきた相手オフェンスに走らされ体力を消耗したディフェンスはズルズルと前進を許し、最後は相手RBにオープンを駆けあがられタッチダウンを献上してしまう。(3-34)
サイクロンズのリターンにより試合再開。
強風に乗った相手のキックがタッチバックとなり、自陣25ヤードからオフェンス。
完全に相手ディフェンスにアジャストされたのか、ランもパスも前進を阻まれるオフェンス。
パントにより攻撃権を放棄し、自陣内で相手オフェンスと対峙するサイクロンズディフェンス。
ここで意地のディフェンスが炸裂する。
ここまで抑えられてきた相手OL陣のパスプロテクションをかいくぐった主将DL#93西(和歌山大)が相手QBを後ろからQBサック。
さらに新加入LB#6村松(四日市大)、守護神DB#32成田(名古屋大)が激しいタックルで相手オフェンスの前進を阻む。
第4Qに入り、ここで相手にこのゲーム初めてのパントを蹴らすことに成功する。
ここで、ディフェンスの奮起にこたえたかったサイクロンズオフェンスだったが、自陣深くから投じたパスは相手DBにインターセプトされてしまう。
ゴール前15ヤードで攻守交替したディフェンスに耐える力は残っておらず、雨上がりのきれいな虹がかかる中、追加のタッチダウンを奪われる。(PAT成功、3-41)
サイクロンズのリターンにより試合再開。
自陣20ヤードからのオフェンスは、相手デイフェンスの反則により1stダウンを更新するも進めずパント。
ここで相手の不意を突き、パントフェイクランを成功させさらに1stダウンを更新し、相手陣手前まで進むが、攻め手を欠きパントへ。
攻守交替して相手陣40ヤードからのサイクロンズディフェンス。
残り時間は2分12秒、何とかもう一度ボールをオフェンスに回したいところだったが、自陣に侵入され、さらにロングパスを通されゴール前5ヤード。
ここで残り時間は31秒、すでにタイムアウトを使い切った相手オフェンスに対して、そのまま時間を消費することもできたサイクロンズであったが、オフェンスに時間を残すためにタイムアウトを選択する。
結果としてこれが相手オフェンスに時間を与えることとなり、ランによりタッチダウンを献上する。(PAT成功、3-48)
残り時間25秒、すでに勝敗は決しているが西の王者は全く手を緩めず得点を50点台に乗せるべくオンサイドキックを敢行、さらに成功させる。
攻撃に時間を割くはずが、一転守備に奔走しなくてはいけなくなったサイクロンズ。
ホームスタジアムに詰めかけた多くのファンにここで意地を見せたいところ。
ランでゴール前35ヤードまで進んだ相手オフェンスはフィールドゴールを選択する。
残り時間5秒、相手の蹴ったボールはクロスバーを外れて失敗、ここで試合が終了した。
結果は大敗である。
ただし、前半互角に戦える場面も垣間見ることができた。
ここ10年での対戦の中では最少失点であったことも事実、それ故に相手はこの程度の相手に50点も取ることができないのかと、最後までサイクロンズの心・魂をホームで徹底的に叩き潰すことを選択した。
そしてそれに最後まで何とか耐え抜いたこともまた事実である。
しかし、どれだけ耐え忍んだとしても圧倒的な差で惨敗しているのが現実。
この圧倒的な差は何であるのか?
攻守ともにパスにおける球際の競り合いに負けた結果、タッチダウンやインターセプトからのロングリターンを許している。
これ以外にも、LOS付近での戦いでは攻守ともに圧倒的に押し込まれる場面が目立った。
この差を埋めるのは、天から与えられた能力なのだろうか?
いや違う、自らを追い込み突きつめた結果として限界を超えた時に埋まる差である。
曲がりなりにもXリーグに残り3年目を迎えたサイクロンズ、本当の成長はここから始まらなくてはいけない。
そして、ホームに詰めかけたファンの皆さんに勝利を届けるその日まで、愚直に戦い続けるしかない。
1stステージは残り3節、次なる相手は強力な外国人選手をスカウトし、一気にXリーグWESTで上位進出を狙うエレコム神戸ファイニーズである。
ここまで2敗しているが、相手は絶対王者のパナソニック、そして双璧をなすアサヒ飲料、この両チームに対して互角またはそれ以上に渡り合った相手であり、昨年までとは全く別のチームとなっている。
ホームで見せたサイクロンズディフェンスの意地、そして前半に見せたサイクロンズオフェンスの得意の攻撃の形をどこまで貫けるか、サイクロンズの覚悟が試されている。
(Reported by 事務局 滝田)
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|
2012年9月29日(土) EXPO FLASH FIELD 11:20 KICKOFF
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|
チーム名
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
合計
|
|
名古屋サイクロンズ
|
7
|
10
|
0
|
0
|
17
|
|
エレコム神戸ファイニーズ
|
14
|
7
|
7
|
14
|
42
|
|
|
|
当日のゲーム速報のまとめはこちらから! |
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|
●得点経過
|
|
チーム名
|
Q
|
TIME
|
PLAY
|
PLAYER
|
YARD
|
TFP
|
PLAYER
|
G/NG
|
|
エレコム神戸
|
1
|
0:24
|
RUSH
|
#1
|
76
|
Kick
|
#80
|
G
|
|
サイクロンズ
|
1
|
1:08
|
PASS
|
#2小山 → #82永井
|
49
|
Kick
|
#43山口
|
G
|
|
エレコム神戸
|
1
|
10:30
|
RUSH
|
#1
|
18
|
Kick
|
#80
|
G
|
|
サイクロンズ
|
2
|
3:49
|
INTERCEPT RETURN
|
#23 田中
|
75
|
Kick
|
#43山口
|
G
|
|
サイクロンズ
|
2
|
8:55
|
FIELD GOAL
|
#43 山口
|
17
|
|
|
|
|
エレコム神戸
|
2
|
11:37
|
PASS
|
#3 → #35
|
7
|
Kick
|
#80
|
G
|
|
エレコム神戸
|
3
|
7:52
|
PASS
|
#16 → #35
|
39
|
Kick
|
#80
|
G
|
|
エレコム神戸
|
4
|
3:07
|
PASS
|
#16 →#80
|
19
|
Kick
|
#80
|
G
|
|
エレコム神戸
|
4
|
8:14
|
PASS
|
#16 → #44
|
6
|
Kick
|
#80
|
G
|
|
|
●スタッツ
|
|
|
サイクロンズ
|
エレコム神戸
|
|
ファーストダウン(ラン−パス−反則)
|
6(1-2-3)
|
17(8-7-2)
|
|
パス獲得yds(試投−成功−インタセプト)
|
66yds(15-4-2)
|
185yds(25-14-2)
|
|
ラン(回数−獲得yds)
|
24-65yds
|
28-238yds
|
|
攻撃(回数−獲得yds)
|
39-131yds
|
53-423yds
|
|
反則(回数−喪失yds)
|
7-42yds
|
7-55yds
|
|
ファンブル(回数−喪失)
|
0-0
|
1-1
|
|
フィールドゴール(回数−成功)
|
1-1
|
0-0
|
|
TIME OF POSSESSION
|
22:02
|
25:58
|
|
|
|
●コメント
|
|
小林オフェンスコーディネーター
|
近藤ディフェンスコーディネーター
|
|
リーグ中盤戦の山場、エレコム神戸との試合でした。
相手は強力なフロント陣を持っているため、サイクロンズオフェンスがいかにに陣地と時間を獲得できるかが重要な試合となりました。
しかし思うようにランプレイを展開することが出来ず、また前がかりになった相手に対して頼みのショートパスも中々決まらず、キャッチアップせざるを得ない展開となってしまい、攻撃全体として終始苦しい展開となってしまいました。
今後は確実にランプレイを展開し、パスの精度を上げ、何より大切な場面で反則をしない集中力とビッグプレイを生み出す精神力に期待します。
次節は強豪、アサヒ飲料戦ですが、相手がどこであれ一戦必勝にて臨みたいと思います。
|
|
昨年のリベンジをかけたエレコム神戸との一戦は残念ながら完敗となりました。
前半、相手QBの判断ミスを誘うDL陣の良いプレッシャーに助けられ接戦に持ち込むチャンスがあっただけに、相手RB#1へのミスタック及びミスパシュートの連続が悔やまれます。
プレーとしてはロングゲインされるようなプレーではないだけに、今後の修正を行いたいと思います。
要所でのミスも出てしまい、もっと勝つためのゲーム運びが必要だと実感させられました。 |
|
|
谷川監督
|
|
学生時代にかなわなかった対戦相手を求めてサイクロンズに入ってくる選手達が多数いる中で、今回はアメリカカレッジ出身の選手と対戦ができる。
わくわくした気持ちで臨んだ選手も多かった。
評価の高い米人3名を相手にどれだけ戦うことができるのか、すごいと感じる反面で、なんとかやれるという前半であった。
後半は力負け。
しかしながら、力は確実についてきている。
向上のスピードはゆっくりではあるが、Xのチームになりつつある。
|
|
|
|
|
●ゲームレポート
|
|
前節はホームゲームにパナソニックを迎えたが、健闘及ばず大敗を喫したサイクロンズ。
第3節の対戦相手は、エレコム神戸ファイニーズ。
ここまで勝ち星に恵まれていないが、主要ポジションに外国人選手を補強し、強豪パナソニックやアサヒ飲料に対して一歩もひかない試合をみせ、自信を深めている。
この相手の勢いに対して、最後まで臆することなく戦い続けることができるか、アウェイの地でのサイクロンズの戦いが再び始まった。
サイクロンズのキックによりゲーム開始。
自陣23ヤードから始まったエレコム神戸オフェンスが早速牙を剥く。
外国人補強選手のRB#1のブラストプレーは、サイクロンズディフェンスが潰したはずのホールから抜け出しスルスルとオープンを駆け抜け、そのままタッチダウン。
なんと、たった1プレーで相手に先制を許してしまう。(PAT成功、0-7)
後にこのプレーが今日のゲームを象徴するような展開になるとは、この時は誰も予想しなかったが、ワンサイドゲームになる予感を感じずにはいられなかった。
相手のキックオフにより試合再開。
自陣33ヤードから始まったサイクロンズオフェンスを率いるのはQB#2小山(京産大)。
いつもならば意気消沈して悪い流れを引きずってしまうサイクロンズだったが、この男は全く動じない。
勢いづく相手ディフェンスの出鼻をくじくようなコールタイミングで、連続でオフサイドの反則を誘い1stダウンを獲得する。
敵陣49ヤードからの攻撃、ここで一気に勝負に出たQB#2小山(京産大)のロングパスをWR#82永井(南山大)が見事にキャッチ、そのままエンドゾーンに走りこみタッチダウン。
間髪いれずに追撃ののろしを上げる。(PAT成功、7-7)
サイクロンズのキックにより試合再開。
自陣27ヤードから始まった相手オフェンス。
お互いに1度ずつ1stダウン更新をするが、その後が続かずパントとなり迎えたゴール前60ヤードからの相手オフェンス。
ここで相手QBの放ったパスはサイクロンズDBとのマッチアップに勝利したWRの手の中へ、一気に敵陣34ヤードまで進む。
その後、相手の反則で後退させるも、サイクロンズにパスインターフェアの反則が発生しゴール前18ヤードまで前進されると、意気消沈したディフェンスは相手のランプレーを止められずタッチダウンを献上、再び突き放される。(PAT成功、7-14)
相手のキックオフにより試合再開。
サイクロンズ自陣20ヤードからのオフェンスは振るわずthree & outとなる。
パントの際に相手がオフサイドの反則を犯し、サイクロンズは1stダウンを獲得するものの攻めきれずパントへ。
相手オフェンスは外国人補強選手のQB#3がパスを次々とヒットさせ、サイクロンズ陣内の37ヤードまで迫る。
ここで、サイクロンズディフェンスにビッグプレー!
相手QBの投げたパスを待ち構えていたDB#23田中(南山大)がインターセプト、そのまま75ヤードを走り切ってリターンタッチダウンを決める。
チームに一気に流れを引き寄せるプレーとなった。(PAT成功、14-14)
サイクロンズのキックにより試合再開。
自陣80ヤードからの相手オフェンスは、再度パスでの前進を試みるが、またしてもサイクロンズディフェンスがビッグプレー!
相手QBのパスを今度はLB#44又賀(京都大)がインターセプト、一気にボールを敵陣12ヤードまで運んでオフェンスへと託す。
サイクロンズオフェンスは、ホールディングの反則などでここは攻めきることができずにフィールドゴールトライ。
K#43山口(金沢大)のキックは力強くバーを越え成功、ついに逆転に成功する。(17-14)
サイクロンズのキックにより試合再開。
前半の残り時間は3分、このままの勢いで前半をリードして終えるかと思われたが、すでに相手オフェンスには今日のサイクロンズディフェンスの弱点は読まれていた。
自陣36ヤードからの相手オフェンスは、インターセプトを警戒してランオフェンスを選択。
このランを全く止めることができないディフェンスは面白いように前進を許す。
ゴール前19ヤードまで進められたところで、何とか相手オフェンスをしのぎ切り、フィールドゴールに抑えようとした矢先、今度はディフェンスに痛いミスが出る。
ディフェンス選手がオフサイドの反則を犯し、相手に1stダウンを献上。
この時点で前半残り時間は31秒、耐え忍びたいところだったが、簡単なフェイクパスに引っ掛かりタッチダウンを奪われ、逆転を許す。(PAT成功、17-21)
ここで相手にリードを許し、後味の悪いまま前半が終了する。
サイクロンズのリターンにより後半開始。
自陣25ヤードからのオフェンスはいいところなくthree & out。
パントにより自陣37ヤードから始まった相手オフェンスは、前半最後にロングゲインを奪ったランプレーを中心に組み立ててくる。
意地を見せたいサイクロンズディフェンスは、ハードタックルで相手RBがファンブルしたボールをDB#13奥村(名古屋大)がリカバーし、オフェンスにボールを渡す。
しかし、オフェンスはボールを前に進めることができずにパントにより攻撃権放棄、再び自陣22ヤードから始まった相手オフェンスは、やはりラン中心の組立てでサイクロンズを攻め立てる。
同じランプレーを全く止めることができないサイクロンズディフェンスは、ゴール前44ヤードまでボールを進められ、最後はランの裏プレーであるフェイクパスをいとも簡単に通されタッチダウンを献上、点差を広げられてしまう。(PAT成功、17-28)
最終第4Qに入り、サイクロンズオフェンスは自陣深くからボールを進めるが攻めきれずにパント。
ここでサイクロンズに手痛いミスが再発する。
P#83馬淵(中京大)の蹴ったパントが美しい放物線を描き相手のリターナーの胸に収まろうとした瞬間、目の前にいたタックラーが素晴らしいタイミングで突っ込もうとしたがギリギリでかわされてしまう。
フォローのタックラーがいない中、相手リターナーはサイドライン際を駆け上がり一気にゴール前20ヤードまでボールをリターンする。
交代したサイクロンズディフェンスは、またしても相手のランからのフェイクパスに対応できず簡単にタッチダウンを奪われてしまう。(PAT成功、17-35)
相手のキックオフにより試合再開。
サイクロンズ自陣28ヤードからのオフェンスは、キャッチアップのためパスを投じざるを得ない。
そして、パスを狙い澄ました相手にインターセプトされる。
さらに相手オフェンスにアジャストできないディフェンスは、ラン・パス自在に攻め込まれタッチダウンを献上、ワンサイドゲームを演じられてしまう。(PAT成功、17-42)
何とか得点を奪いたいサイクロンズだったが、パスはインターセプトされ万事休す。
17-42で試合が終了した。
結果はまたしても大敗である。
前半の勢いはどこへ行ったのか、後半はオフェンスは全くボールを進めることができず、ディフェンスは相手のランプレーを試合を通じて全く止めることができなかった。
特にディフェンスは、前節のパナソニック戦で見せた粘りが影を潜め、外国人選手2名が怪我でフィールドから出て行った後でも徹底したランプレーに対応できないという不甲斐なさだった。
少なくとも前半の流れでは、これだけの点差で敗北するような展開ではなかっただけに、フィールド内でアジャスト出来なかった選手たちに地力の差を感じずにはいられない、ストレスのたまるゲームだった。
前節のレポートにも書いたが、この差を埋めるのは、天から与えられた能力なのだろうか?
いや違う、自らを追い込み突きつめた結果として限界を超えた時に埋まる差である。
このまま差を埋める努力をせずにただゲームをこなすだけならばXリーグにいる資格はない。
当日行われた第2試合において、アズワンはアサヒ飲料に6-0とアップセットを演じた。
これは、彼らが限界を越えて差を埋めてきたから得られた成果だということをサイクロンズのメンバーは忘れてはならない。
アップセットの陰にある血のにじむような努力を自らがしたのかどうか、自問してほしい。
1stステージは残り2節、次の相手はそのアズワンに苦渋を飲まされたアサヒ飲料である。
向こうはもう負けることは許されない立場、サイクロンズを徹底的に叩き潰しに来るだろう。
次節まで残された時間は、あとわずか。それでも血のにじむような努力はできるはずだ。
2ndステージに向けたサバイバルレースの幕はもう上がっている。
今こそ、サイクロンズの本気が試されている。
(Reported by 事務局 滝田)
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2012年10月8日(月・祝) キンチョウスタジアム 11:00 KICKOFF
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|
チーム名
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
合計
|
|
名古屋サイクロンズ
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
|
アサヒ飲料チャレンジャーズ
|
0
|
0
|
7
|
21
|
28
|
|
|
|
当日のゲーム速報のまとめはこちらから! |
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●得点経過
|
|
チーム名
|
Q
|
TIME
|
PLAY
|
PLAYER
|
YARD
|
TFP
|
PLAYER
|
G/NG
|
|
アサヒ飲料
|
3
|
1:37
|
RUSH
|
#21
|
41
|
Kick
|
#17
|
G
|
|
アサヒ飲料
|
4
|
3:41
|
PASS
|
#15 →#11
|
30
|
Kick
|
#17
|
G
|
|
アサヒ飲料
|
4
|
4:35
|
PASS
|
#15 → #18
|
50
|
Kick
|
#17
|
G
|
|
アサヒ飲料
|
4
|
9:04
|
RUSH
|
#11
|
65
|
Kick
|
#17
|
G
|
|
|
●スタッツ
|
|
|
サイクロンズ
|
アサヒ飲料
|
|
ファーストダウン(ラン−パス−反則)
|
10(2-7-1)
|
14(9-5-0)
|
|
パス獲得yds(試投−成功−インタセプト)
|
167yds(35-18-2)
|
170yds(19-9-1)
|
|
ラン(回数−獲得yds)
|
20-28yds
|
31-258yds
|
|
攻撃(回数−獲得yds)
|
55-195yds
|
50-428yds
|
|
反則(回数−喪失yds)
|
2-15yds
|
9-55yds
|
|
ファンブル(回数−喪失)
|
2-1
|
0-0
|
|
フィールドゴール(回数−成功)
|
0-0
|
1-0
|
|
TIME OF POSSESSION
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23:50
|
24:10
|
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●コメント
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小林オフェンスコーディネーター
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近藤ディフェンスコーディネーター
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今回は強豪アサヒ飲料との対戦でした。
今回はとにかく、前回の課題であるボールコントロールとランプレイの改善に努め、それにより陣地と時間を優位に進め結果勝利に繋げる算段でした。
前半は、ディフェンスとパントの素晴らしさによりある程度の成果は見られましたが、いかんせん得点機にまで持っていくことができず結果ディフェンスに無理を強いてしまい、今回もキャッチアップせざるを得ない展開になってしまいました。
やはりランプレイにまだまだ課題がありますので、次節までにしっかり改善したいと思います。 |
|
相手は日本のトップレベルチームで、しかも前節は格下相手に苦敗をしているだけに気を引き締めてくることが予想されましたが、案の定メンバーを落としてくれることはありませんでした。
前半相手のランプレーに対してのこだわりもあり、互角に戦えましたが、第3Q中盤での3rdダウンロングのシチュエーションでパス攻撃を予測し、一気にロスタックルを狙ってしまったことからランプレーにてタッチダウンを与えることとなり、非常に残念です。
今回のプレーコールのミスは私にあり、そこまで耐え忍んできた選手達には非常に申し訳なく思っています。
その後、ヘイルメイリーパスもどきで2タッチダウンを献上し、ゲームは決まってしまいました。
ゲーム全般を見てもランプレーは抑えられていることから、尻あがりにディフェンスチームは仕上がってきていると確信しています。 |
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谷川監督
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前半は、スカウティングが当たり、また、タックルミス等もなくメンタル面でもいい勝負ができていた。
後半は、完全に力負け。
先取点を取られた時点で相手に余裕ができずるずるとやられてしまった。
リーグ戦はあとひとつ、勝てる試合をしていきたい。
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●ゲームレポート
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前節は、前半までエレコム神戸相手に健闘するも、後半につき放され大敗したサイクロンズ。
第4節の対戦相手は、アサヒ飲料チャレンジャーズ。
前節、アズワンブラックイーグルスにアップセットを喫し、後がなくなったXリーグWESTの雄。
王者パナソニックとの直接対決の前にここで取りこぼすことはできないと意気込む相手に対して、アズワンのようにアップセットを演じることができるのか、サイクロンズの戦いが始まった。
サイクロンズのリターンによりゲーム開始。
自陣21ヤードから始まったサイクロンズオフェンス、プレーは止められるが相手にオフサイドや交代違反の反則が連発し1stダウンを獲得する。
落ち着かない相手に対して、QB#2小山(京産大)からWR#83馬淵(中京大)へのパスがヒットし敵陣へと侵入する。
しかしこのシリーズは攻めきることができずパント、P#83馬淵(中京大)のパントは絶妙なコントロールでエンドゾーン手前に落とす。
自陣3ヤードからのアサヒ飲料オフェンスはランで1stダウンを更新するも続かずパントへ。
この後は双方パントの応酬となり、第2Qに入っても一進一退の攻防が続く。
前半残り時間51秒、ここでアサヒ飲料QBの放ったパスをDB#32成田(名古屋大)が片手一本でインターセプト!オフェンスにボールを託す。
自陣38ヤードからのオフェンスはパスでタッチダウンを狙うが攻めきれずパント、そしてアサヒ飲料のQBがニーダウンして前半は双方無得点のまま終了した。
サイクロンズのキックにより後半開始。
前半の勢いで相手オフェンスを止めたいサイクロンズディフェンスだったが、正統派ランプレー中心に攻めてくる相手オフェンスを止めることができない。
自陣に侵入されると、そこから一気に41ヤードのランでタッチダウンを奪われ先制を許す。(PAT成功、0-7)
相手のキックオフにより試合再開。
サイクロンズ自陣27ヤードからのオフェンスは、パスで1stダウンを獲得するものの前進できずパントへ、相手の反則も重なりゴール前91ヤードからのディフェンスとする。
サイクロンズディフェンスはラン・パスで前進を許すものの相手の反則やDL#93西(和歌山大)のQBサックなどにより耐えきりパントへ、ここで第3Qが終了する。
0-7のまま最終第4Qに入り、疲労の見えるサイクロンズディフェンスは、相手のランで大きくゲインを許しゴール前30ヤードに迫られる。
耐えたいところだったが、相手QBにサイクロンズCBが狙われタッチダウンパスを通されてしまう。(PAT成功、0-14)
相手のキックオフにより試合再開。
自陣28ヤードからのオフェンスは、RB#33森川(名城大)がランで1stダウンを更新するが、つづく攻撃でQBとRBとのハンドオフが合わずファンブル、これを相手にリカバーされてしまう。
変わったディフェンスはパス攻撃を警戒していたが、マッチアップに競り負けパスを通されそのまま50ヤードの独走タッチダウンを許してしまう。(PAT成功、0-21)
差を詰めたいところでミスからさらに差を広げられてしまう結果となってしまった。
相手のキックオフにより試合再開。
残り時間は7分25秒、キャッチアップを急ぎたいオフェンスはパスで1stダウンを獲得すると、RB#9井戸(富山大)が力強い中央ランで敵陣38ヤードまでボールを運ぶ。
ここから前進を阻まれ4thダウン、残り時間は3分18秒、ここでサイクロンズオフェンスはギャンブルを選択する。
4thダウンギャンブルプレーはパスを通すも1stダウンには届かず失敗、攻守交代となる。
QBが変わっていることから、プレーに注意が必要なディフェンスだったが、QBのカウンタープレーにひっかかりそのまま独走タッチダウンを許してしまう。(PAT成功、0-28)
そしてこれがサイクロンズの息の根を止めるプレーとなった。
キャッチアップを急ぐサイクロンズオフェンスだったが、投じたパスはインターセプト、最後は相手QBがニーダウンして時間をイートし、0-28でゲームが終了した。
結果的に完封での完敗となった。
今回のゲームも前半は、ボールコントロールがうまくいき、ディフェンスも良いフィールドポジションから耐えることができた。
一方で後半に入り、集中力や体力の落ちたところを相手にラン・パスで翻弄され、力負けとなった感がある。
後半のオフェンスは手詰まり感が漂い、パスを通すも良いリズムが続かなかった。
サイクロンズのサイドラインにはアサヒ飲料の半分程度の選手しか並んでいなかったことから、第4Qまで同じパフォーマンスを続けることは難しいかもしれない。
だが、アメリカンフットボールは第4Qまで戦い続け、最後に勝ち残ったものが勝者である。
その意味では、ベストメンバーを組めない状態でゲームに臨んだ時点で勝者としての資格を失っているのかもしれないが、それでもフィールドに立っているメンバーが結果を出さなくてはいけない。
1stステージはついに最後のゲームを迎える。
1stステージ最終節の相手は西宮ブルーインズ。
前節サイクロンズが大敗したエレコム神戸に対して、試合開始から積極的なオフェンスを展開し、結果的に敗戦となったが試合終了間際までリードを奪っている。
現状を見る限り、サイクロンズよりすべての面で勝っている相手に対して、サイクロンズは何をもって対抗していくのか・・・
Xリーグで戦い続ける意志・決意を持つもののみが生き残る、それがサバイバルマッチである。
生き残るのはどっちだ、今サイクロンズ全ての人間の意志が試されている。
(Reported by 事務局 滝田)
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Xリーグオフィシャルサイトゲーム解説はこちらから! |
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2012年10月20日(土) EXPO FLASH FIELD 11:40 KICKOFF
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チーム名
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
合計
|
|
名古屋サイクロンズ
|
0
|
0
|
3
|
3
|
6
|
|
西宮ブルーインズ
|
3
|
0
|
0
|
0
|
3
|
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当日のゲーム速報のまとめはこちらから! |
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●得点経過
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チーム名
|
Q
|
TIME
|
PLAY
|
PLAYER
|
YARD
|
TFP
|
PLAYER
|
G/NG
|
|
西宮
|
1
|
11:45
|
FIELD GOAL
|
#3
|
39
|
|
|
|
|
サイクロンズ
|
3
|
8:04
|
FIELD GOAL
|
#43 山口
|
18
|
|
|
|
|
サイクロンズ
|
4
|
12:00
|
FIELD GOAL
|
#43 山口
|
36
|
|
|
|
|
|
●スタッツ
|
|
|
サイクロンズ
|
西宮
|
|
ファーストダウン(ラン−パス−反則)
|
15(13-2-0)
|
3(2-1-0)
|
|
パス獲得yds(試投−成功−インタセプト)
|
45yds(13-5-3)
|
35yds(12-5-1)
|
|
ラン(回数−獲得yds)
|
44-207yds
|
19-40yds
|
|
攻撃(回数−獲得yds)
|
57-252yds
|
31-75yds
|
|
反則(回数−喪失yds)
|
4-35yds
|
2-15yds
|
|
ファンブル(回数−喪失)
|
0-0
|
0-0
|
|
フィールドゴール(回数−成功)
|
4-2
|
1-1
|
|
TIME OF POSSESSION
|
29:44
|
18:16
|
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|
●コメント
|
|
小林オフェンスコーディネーター
|
近藤ディフェンスコーディネーター
|
|
残念ながら全敗で迎えた最終戦、同じく全敗の西宮とのサバイバルマッチとなりました。
今回もバランスの良い攻撃を目指しましたが、読みの甘さと、プレイコールのまずさから
ターンオーバーを多く喫してしまい、選手に負担をかけてしまいました。
しかし、ランプレイの好調さから我々が目指す陣地と時間を優位に進める試合展開に持っていくことができ、また、守備の奮闘からロースコアでありながら、何とか辛勝することが出来ました。
今回は相手を読み切ることができず、プレイコールもまずくなり、非常に反省の多い試合となってしましました。
しかし、何とか5位というポジションを獲得したことで日程面では有利になったため、このアドバンテージを十分生かし、セカンドステージのサバイバルマッチ第二戦では完勝目指して頑張りたいと思います。 |
|
リーグ最終戦は、春のグリンボウルチャレンジでに負けた西宮ブルーインズとのゲームでした。
前半はターンオーバーから悪いフィールドポジションでの展開が続きましたが、何とかアジャストできフィールドゴール1本に抑えることが出来ました。
相手オフェンスは、ランプレーとロングパスに徹したオフェンスで試合巧者ぶりを発揮しなかなか思うようなビックプレーは出来ませんでしたが、地道に相手オフェンスの前進を止めることができたことは良かったと思います。
相手の唯一のミスは、4thダウンギャンブルの選択であり、非常にラッキーでした。
あの選択が無かったら、良くて引き分けという結果に終わっていたと思います。
残念ながら2ndステージは下位ブロックでのゲームとなりますが、残りのゲームを2勝しシーズンを終わりたいと思います。 |
|
|
谷川監督
|
|
想定よりもロースコアゲームになった。
守備がよく踏ん張ってくれ、キックングゲームも当初考えていたより有利に戦えたことが大きいと思う。
攻撃はパスが出なかったが、ラン中心への切り替えがうまくいった。
2ndステージに向けてシビアなゲームで勝利できたことは、選手、スタッフともに自信につながる。
勝つことがすべてではないが、勝たなければ次が始まらない。
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|
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●ゲームレポート
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前節は、西の雄アサヒ飲料に対して前半までは守備が奮闘するも、後半につき放され0-28で完敗したサイクロンズ。
1stステージ最終節の対戦相手は、西宮ブルーインズ。
サイクロンズと同様にここまで勝ち星に恵まれていないが、前節はサイクロンズが大敗したエレコム神戸ファイニーズに対して第4Q終了間際までリードを奪っており、Xリーグでの戦いに馴染んできた感がある。
また、西宮の選手には関西学生リーグで活躍した選手も多く、「フットボールエリート集団」といっても過言ではない。
ここで勝利したチームが5位となり、2ndステージを少しでも有利に運ぶことができる。
今シーズン初勝利と2ndステージへの生き残りをかけたサバイバルマッチが始まった。
コイントスの結果、選択権を獲得したサイクロンズだったが、後半のチョイスを選択。
サイクロンズのキックによりゲーム開始。
ボールハンドリングにもたついた相手リターナーをタックルし、敵陣5ヤードから始まったサイクロンズディフェンス、パスとランで2度の1stダウンを奪われるが前進を許さずパントに追い込む。
自陣36ヤードからのサイクロンズオフェンス、QB#2小山(京産大)が放ったパスは相手DBにインターセプトされ、ゴール前22ヤードでボールを奪われてしまう。
いきなりのピンチとなったサイクロンズディフェンスだが、ここは集中して相手を後ろにロスさせ守り抜き、フィールドゴールではなくパントに抑え込むことに成功した。
今度こそ結果を出したいサイクロンズオフェンスは、昨年も使用したQBにRB#33森川(名城大)を据えたワイルドキャット体型からのランで、そしてこちらもQBにWR#3森下(金沢大)を据えた体型からのオプションプレーで1stダウンを奪う。
一気に畳みかけたいところであったが、ここで放ったパスがまたしてもインターセプトされてしまい、得点に結びつかないどころかさらにリターンを許し、ゴール前24ヤードまで侵入されてしまう。 。
再びエンドゾーンを間近に背負ったピンチを迎えたサイクロンズディフェンスだが、相手のランプレーを読み切り、前進を全く許さない。
攻めきれない相手は4thダウンでフィールドゴールを選択、何とかブロックしたかったが決められてしまい、西宮に先制を許してしまった。(0-3)
サイクロンズのリターンにより試合再開。
自陣30ヤードからのサイクロンズオフェンス、QBに入ったWR#3森下(金沢大)がランで1stダウンを獲得したところで第1Qが終了する。
第2Qに入り、立て続けにランで1stダウンを奪うサイクロンズオフェンス、RB#20加納(東北工大)、#7加藤(中京大)、#33森川(名城大)が相手ディフェンスを切り裂くランを見せ付け、ゴール前16ヤードまでボールを進める。
タッチダウンで逆転を狙いたいところだったが、ここでサイクロンズオフェンスにホールディングの反則が発生し、エンドゾーンが遠のく。
結局攻めきることができなったサイクロンズオフェンスは、フィールドゴールで同点を狙うもK#43山口(金沢大)のキックは失敗、得点を挙げることができない。
代わったサイクロンズディフェンスは危なげなく相手オフェンスをパントに追い込み、オフェンスにボールを渡す。
自陣32ヤードから始まったサイクロンズオフェンスはランで1stダウンを獲得し、さらにQB#2小山(京産大)からWR#83馬淵(中京大)へのパスをヒットさせ、一気にゴール前27ヤードへ。
さらにパスでゴール前17ヤードまで前進し、ここでスパイク。
残り時間は23秒、タッチダウンを狙った2プレーはエンドゾーンに届かず、ここで再度フィールドゴールを試みる。
残り3秒、動揺を狙った相手の3回連続のタイムアウトに集中を乱されたか、K#43山口(金沢大)のキックはバーを逸れ失敗、追いつくことができないまま0-3で前半が終了する。
サイクロンズのリターンにより後半開始。
自陣20ヤードからのサイクロンズオフェンスは、前半の嫌な流れを断ち切りたいところだったが、1プレー目のパスを三たびインターセプトされてしまう。
自陣45ヤードからの相手オフェンスは、ここを勝負のポイントと見たのか4thダウンギャンブルを試みたがサイクロンズディフェンスの早い集まりによって失敗、敵陣内でボールをオフェンスに渡すことに成功する。
ここでサイクロンズオフェンスのランが爆発、RB#20加納(東北工大)がロングゲインを連発し一気にゴール前15ヤードへ、さらにランでゴール前2ヤードまで攻め込むもここから2ヤードを決め切ることができず、三たびフィールドゴールトライへ。
ここはK#43山口(金沢大)がきっちり蹴りこみ、ついに同点に追いつく。(3-3)
サイクロンズのキックにより試合再開。
自陣30ヤードからの相手オフェンスに対して、サイクロンズディフェンスはDB#13奥村(名古屋大)が狙い澄ましてパスをインターセプト!再びボールをオフェンスに渡す。
そのボールをRB#33森川(名城大)がナイスゲインで敵陣39ヤードまで運んだところで第3Qが終了する。
最終第4Q、サイクロンズオフェンスはここから攻めきれずにパント、この後はお互いがランプレーを中心に攻めるも、反則やお互いのディフェンスの早い集まりによってthree & outを繰り返す。
時間は刻一刻と進み、サイクロンズオフェンスが敵陣46ヤードから攻撃を始めた時にはすでに残り時間は2分、QB#2小山(京産大)のQBスニークで1stダウンを獲得すると、再びランで1stダウンを獲得しゴール前25ヤードまで進む。
残り時間は1:22、タッチダウンを奪うべくプレーを試みたサイクロンズオフェンスだったが、エンドゾーンを越えることができない。
意を決したサイクロンズベンチは、ランプレー後に時間を進め残り時間3秒で最後のタイムアウトを使い、決勝のフィールドゴールをK#43山口(金沢大)に託す。
相手のタイムアウトはもうない、凄まじいプレッシャーの中で集中するK#43山口(金沢大)。
全ての人々の思いを乗せたボールは勝利への放物線を描き、バーの中央を越え逆転のキックとなった。(6-3)
そしてここでタイムアップ、今シーズン初勝利は劇的な幕切れとなった。
2012年シーズン、やっとつかんだ勝利。
これで1stステージ第5位が確定した。
その後のゲームでエレコム神戸が敗れ、2ndステージのサバイバルレースへの参加者は出揃った。
今日の勝利に浮かれているヒマは全くない。
次節、2ndステージ第1戦は同じ相手西宮ブルーインズとの対戦である。
リベンジに燃える相手と、尊厳をかけた戦いが始まる。
生き残るのはどっちだ。そうオレ達だ。
(Reported by 事務局 滝田)
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2012年11月10日(土) 王子スタジアム 11:00 KICKOFF
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チーム名
|
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
合計
|
|
名古屋サイクロンズ
|
7
|
0
|
6
|
7
|
20
|
|
西宮ブルーインズ
|
0
|
0
|
7
|
0
|
7
|
|
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当日のゲーム速報のまとめはこちらから! |
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●得点経過
|
|
チーム名
|
Q
|
TIME
|
PLAY
|
PLAYER
|
YARD
|
TFP
|
PLAYER
|
G/NG
|
|
サイクロンズ
|
1
|
6:53
|
INTERCEPT RETURN
|
#43 山口
|
20
|
Kick
|
#43 山口
|
G
|
|
サイクロンズ
|
3
|
12:05
|
RUSH
|
#33 森川
|
1
|
Kick
|
#43 山口
|
NG
|
|
西宮
|
3
|
14:12
|
PASS
|
#9 → #87
|
72
|
Kick
|
#6
|
G
|
|
サイクロンズ
|
4
|
9:09
|
PASS
|
#4 山本 → #82 永井
|
24
|
Kick
|
#43 山口
|
G
|
|
|
●スタッツ
|
|
|
サイクロンズ
|
西宮
|
|
ファーストダウン(ラン−パス−反則)
|
11(7-3-1)
|
8(4-4-0)
|
|
パス獲得yds(試投−成功−インタセプト)
|
90yds(16-10-0)
|
183yds(24-12-2)
|
|
ラン(回数−獲得yds)
|
38-141yds
|
27-86yds
|
|
攻撃(回数−獲得yds)
|
54-231yds
|
51-269yds
|
|
反則(回数−喪失yds)
|
5-30yds
|
10-68yds
|
|
ファンブル(回数−喪失)
|
1-1
|
1-1
|
|
フィールドゴール(回数−成功)
|
1-0
|
1-0
|
|
TIME OF POSSESSION
|
32:19
|
27:41
|
|
|
|
●コメント
|
|
小林オフェンスコーディネーター
|
近藤ディフェンスコーディネーター
|
|
サバイバルゲームの第二戦、オフェンスは前回の試合で優位に運べた点を西宮がどうアジャストしてくるか、それにいかに対応するかを念頭に置いて戦いました。
序盤、相手がブリッツによるプレッシャー守備をひいてきましたが、幸いにも何とかはぐらかしてドライブ出来ましたが、根本的な解決にまで至らず、前半はオフェンスとしては無得点で終えました。
後半は少し目先をずらすことで何とか得点に繋げ、どうにかセカンドプランが上手くいった形になりました。
選手は西宮が用意した多種多様な守備に対し、最後まで丁寧に対応してくれました。
スタッフサイドで相手の守備を読み切った対応策を十分に講じることができず、選手には負担をかけてしまい申し訳なく思います。
次節はもう一度その点も含め修正をしていきたいと思います。
次節は来季に向けてのスタートともとらえれますが、やはり今季の最後の試合として昨年からの「NEXT」とするべく、必ず勝って来季へと繋げます。 |
|
2ndステージで最も重要なゲームである西宮戦に臨みましたが、ラッキーな部分もあり、試合を優勢に進めることが出来ました。
ディフェンスとしては、最後まで集中力を切らすことなくプレーできたことが収穫となり、選手たちはよく頑張ったと思います。
西宮は非常に良く準備をしてきて、多方面での戦略が感じられるゲームに臨む姿勢をされていたと思います。
まずは2勝ですが、ここまででは昨年と同レベル。
この先に1勝出来るかどうかが大きなポイントになります。 |
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|
谷川監督
|
|
選手のやる気が試合前から伝わってきており、試合に集中できていたと思う。
これで、2年連続の5位となったが、試合をしながら成長していっていることを感じることができた。
スタッフの戦術選択と選手の思いには若干ずれがあるが、100%を望むべくものでもなく、意見と自由に言える雰囲気の方が大切である。
最終戦に向けてもうひと踏ん張り。
残り一週間は、勝ってシーズンを終わるべく来季を見てやっていきたい。
|
|
|
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|
●ゲームレポート
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|
いよいよ始まった2ndステージ、サイクロンズの相手は西宮ブルーインズ。
1stステージ最終戦と同じ相手となった。
ここまでサイクロンズは残り1試合を残し1勝4敗。
それに対し、西宮は11/3に2ndステージ初戦で1stステージ4位のエレコム神戸に敗戦し、0勝5敗。
勝敗の上ではサイクロンズ優位だが、西宮との直接対決は6-3での薄氷の勝利、得失点差を考える余裕すらない。
このゲームで敗れれば、一気に最下位=入替戦出場の可能性が高まる。
来季もXリーグで戦うためには、自分たちの手で勝利を手繰り寄せるしかない。
コイントスに勝利した西宮がリターンを選択、ゲームが開始された。
サイクロンズのキックにより試合開始。
自陣30ヤード付近からの西宮の攻撃を、サイクロンズディフェンスは危なげなくthree & outに仕留める。
西宮がパントにより攻撃権放棄、サイクロンズも自陣30ヤード付近からのオフェンスとなる。
前回、ランでコンスタントにゲインを奪いながら、タッチダウンに至ることができなかったサイクロンズオフェンス、ここは一気に畳みかけていきたいところ。
RB#20加納(東北工大)の中央ランで1stダウンを獲得、その後相手の反則もあり敵陣35ヤードからの攻撃、QB#2小山(京産大)がパスをヒットさせ、ゴール前20ヤードに迫る。
しかしここからのオフェンスに決め手を欠き、4thダウンのフィールドゴールもバーの横を逸れ失敗、先制のチャンスを失う。
ここで、代わったディフェンスがビッグプレーを炸裂させる。
相手QBのアンダーゾーンへのパスを、待ち構えていたLB#43山口(金沢大)がインターセプト、さらにそのままエンドゾーンへ一直線に駆け込みリターンタッチダウン!
自身のフィールドゴール失敗を補って余りある先制点を奪う。(PAT成功、7-0)
サイクロンズのキックにより試合再開。
お互い一度ずつパントを蹴りあい、ハーフウェイ付近からのサイクロンズディフェンスは、立て続けにランでフレッシュを許し、ゴール前20ヤードまで攻め込まれて第1Qを終える。
第2Q、襲いかかる相手オフェンスをなんとか止めフィールドゴールへ、これも相手がキックを外し、悪い流れを断ち切ることに成功した。
その後、再び巡ってきたディフェンス機会にまたしてもこの男LB#43山口(金沢大)がこの日2本目となるインターセプト!
ゴール前35ヤード付近でボールをオフェンスに渡す。
ここは得点につなげたいオフェンスだったが、キャリアーがボールをファンブルし、再び相手にボールを奪われてしまう。
その後はお互いに決め手を欠きパントを蹴りあい、最後はサイクロンズがニーダウンで時間をイートし前半をタッチダウン1本差で折り返す。
サイクロンズのリターンにより後半開始。
攻めきれずにパントにより攻撃権を放棄したサイクロンズ、代わったディフェンスはパスで自陣30ヤード付近まで攻め込まれる。
なおも襲いかかる相手オフェンスに対して、持ち前の粘りを発揮し、4thダウンギャンブルを止め事なきを得る。
ここからサイクロンズオフェンスにエンジンがかかる。
これまで激しいブリッツの連続にロングゲインを奪えなかったランに代え、QB#2小山(京産大)がブリッツの穴を狙うパスをWR#89新城(中京大)、WR#85鈴木(健)(中京大)に立て続けにヒットさせる。
警戒した相手がブリッツを控えれば、今度は自慢のRB陣がフィールドを切り裂く。
RB#33森川(名城大)、RB#20加納(東北工大)が敵陣からボールを一気にゴール前20ヤードへ、そしてQB#2小山(京産大)が自身で持ち込みゴール前5ヤード、仕上げはやはり頼れるエースRB#33森川(名城大)が 持ち込んでタッチダウン、見事なドライブをみせ追加点をあげる。(PAT失敗、13-0)
サイクロンズのキックにより試合再開。
ここで、後半からパス重視に切り替えた相手オフェンスに対して、カバーの遅れたディフェンスがロングパス一本でタッチダウンを奪われてしまう。(PAT成功、13-7)
オフェンスがもぎ取った一本が、一瞬で帳消しとなってしまった。
焦る気持ちの中、第3Qが終了する。
サイクロンズのリターンにより試合再開。
最終第4Q、互いにパントを蹴りあう展開だが、ここで相手にミスが生まれる。
相手リターナーをカバーチームに入った#14渡邉(金沢大)の激しくタックル、たまらずリターナーはボールをファンブル、それをサイクロンズがリカバーし、ゴール前24ヤードという絶好の位置でオフェンスに再びボールが回ってくる。
ここで、後半途中からオフェンスを率いていた新人QB#4山本(和歌山大)が、相手の混乱に乗じ、狙い澄ましたタッチダウンパスをWR#82永井(南山大)にヒットさせる。
控えQBとして地道に練習を積んできた成果がここで大きく実った瞬間であった。(PAT成功、20-7)
サイクロンズのキックにより試合再開。
残り時間は6分弱、サイクロンズディフェンスはパスを通され自陣に攻め込まれるも、相手の4thダウンギャンブルを主将DL#93西(和歌山大)がQBサックに仕留め踏みとどまる。
残り時間は約3分、自陣21ヤードでボールを託されたオフェンスはなおも前進を試みる。
RB#20加納が中央、そしてオフタックルを駆け上がり敵陣に侵入。
得点には至らなかったが、時間を使いきりパントへ。
残り30秒、タイムアウトが残っていない状況で相手オフェンスを止め、歓喜のカウントダウンが進みゲームオーバー、サイクロンズが勝利した。
この勝利によりXリーグ残留を決めた。
これでチームを支えてくれた多くの人々に最低限の約束は果たしたことになる。
しかし、サイクロンズが掲げた今季のスローガンは「NEXT」。
一歩でも前に進むことを自ら決めたチームにとって、まだ道半ばであることは間違いない。
残された時間はほぼないに等しいが、外国人QBを擁するエレコム神戸ファイニーズに立ち向かい勝利することが、有言実行を果たすことにつながる。
どうすれば勝てるのかをチーム全員が考え抜き、今シーズンを締めくくるにふさわしいゲームをしてほしい。
(Reported by 事務局 滝田)
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このゲームのストリーミング動画はこちらから!(NFA-WEST提供) |
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2012年11月17日(土) EXPO FLASH FIELD 11:20 KICKOFF
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チーム名
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1Q
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2Q
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3Q
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4Q
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合計
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名古屋サイクロンズ
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0
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7
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0
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2
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9
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エレコム神戸ファイニーズ
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14
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0
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0
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9
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23
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当日のゲーム速報のまとめはこちらから! |
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●得点経過
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チーム名
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Q
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TIME
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PLAY
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PLAYER
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YARD
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TFP
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PLAYER
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G/NG
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エレコム神戸
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1
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1:07
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RUSH
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#30
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5
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Kick
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#80
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G
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エレコム神戸
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1
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12:52
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PASS
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#16 → #32
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5
|
Kick
|
#80
|
G
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サイクロンズ
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2
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4:55
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RUSH
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#9井戸
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1
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Kick
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#43山口
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G
|
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サイクロンズ
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4
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2:14
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SAFTY
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エレコム神戸
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4
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10:09
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FIELD GOAL
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#80
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32
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エレコム神戸
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4
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14:36
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RUSH
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#14
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30
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Kick
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#80
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NG
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●スタッツ
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サイクロンズ
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エレコム神戸
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ファーストダウン(ラン−パス−反則)
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10(9-0-1)
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16(10-6-0)
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パス獲得yds(試投−成功−インタセプト)
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4yds(7-1-1)
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164yds(23-12-2)
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ラン(回数−獲得yds)
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49-204yds
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30-158yds
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攻撃(回数−獲得yds)
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56-208yds
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53-322yds
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反則(回数−喪失yds)
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3-15yds
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8-605yds
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ファンブル(回数−喪失)
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3-1
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1-0
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フィールドゴール(回数−成功)
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0-0
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1-1
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TIME OF POSSESSION
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32:14
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27:46
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●コメント
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小林オフェンスコーディネーター
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近藤ディフェンスコーディネーター
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最終戦、昨年以上の結果を目指して、いまだかつて勝利したことの無いエレコム神戸に必勝で臨みました。
激しい雨の中プレイ選択が限られましたが、リーグ戦、特に後半からさらに好調のランプレイを中心に組み立てていきました。
始めはリーグ戦中に使用したプレイを上手く展開しながらも組み立てきれず、得点機まで運べませんでしたが、相手の反則にも助けられ何とか一本タッチダウンを返せました。
また、前節に使用した体型、プレイからの派生のプレイが功を奏し、得点まで持って行くことが出来ました。
しかし、大切な場面での攻撃権獲得やゴール前で得点しきることができず、悔しい結果となりました。
しかし、選手は限られた条件下の中、予想以上にプレイを遂行してくれたと思います。
肝心の場面で確実に結果を出すこと、これが来季への課題となると思います。
今シーズンも最後まで温かいご声援を頂き、誠にありがとうございました。
来シーズンも変わらぬご声援の程、宜しくお願い致します。 |
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今季最終戦となったエレコム神戸戦は、激しい雨の中順位決定に関係ない為、お互いのプライドのみがぶつかり合う形のゲームとなりました。
ファーストプレーでエレコムの準備したであろう、見事なプレーアクションパスにより一気にロングゲインを許してしまい、体制を整える間もなく先制されました。
その後、落ち着きを取り戻し相手攻撃にアジャストできましたが、前半で14-7とリードを許してしまいました。
後半は雨の中パスプレーを試みる相手攻撃に対してインターセプト等で応戦できましたが、第1Qの不用意な失点が最後まで響いてしまい敗戦となりました。
今季のゲームはこれで終了となりましたが、雨の中最後まで応援いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。
来季も変わらぬご声援のほど、よろしくお願いいたします。 |
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谷川監督
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●ゲームレポート
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今シーズン最終戦となった2ndステージ第2戦、サイクロンズの相手はエレコム神戸ファイニーズ。
前節、西宮ブルーインズに勝利し入替戦を回避したサイクロンズ、得失点差を考えればここでたとえ勝利しても順位が入れ替わることはない。
一方のエレコム神戸も、すでに気持ちは来季に向いており、消化試合の感は否めない。
両チームともモチベーションを維持することが難しい状況、かつ朝から降り出した雨が激しさを増すなか、ゲームがスタートした。
コイントスに勝利したエレコム神戸がリターンを選択、ゲームが開始された。
サイクロンズのキックにより試合開始。
自陣38ヤード付近からのエレコム神戸の攻撃、いきなりパスを通されゴール前25ヤード、さらにランでゴール前3ヤード、最後もランでタッチダウン。
わずか3プレー、1分7秒で先制点を奪われる。(PAT成功、0-7)
1stステージでの対戦においても、たった1プレーでタッチダウンを奪われたが、まったく何も進歩しないまま出鼻をくじかれる形となった。
サイクロンズのリターンにより試合再開。
お互い一度ずつパントを蹴りあい、ハーフウェイ付近からのサイクロンズオフェンスは、RB#20加納(東北工大)のランでフレッシュを獲得するも、続いてのパスが地面でワンバウンドして相手ディフェンスの手に入ったにもかかわらずインターセプトとなる不可解な判定、アンラッキーな形で攻撃権を奪われる。
サイクロンズディフェンスは、最初のシリーズ同様になす術なくパスとランで5回の1stダウン更新、そしてタッチダウンを奪われ、追撃どころかさらに突き放されてしまう。(PAT成功、0-14)
サイクロンズのリターンにより試合再開。
自陣32ヤードからのサイクロンズオフェンスは、RB#20加納(東北工大)のランで1stダウンを獲得し、敵陣に入ったところで第1Qを終える。
第2Q、サイクロンズオフェンスは攻めきることができずパントを選択。
ここで相手の外国人ラッシャーが勢いを止められずパンター#83馬淵(中京大)に覆いかぶさりラフィンザキッカーの反則、15ヤード前進しゴール前28ヤードから再び攻撃権を得る。
このチャンスにRB#20加納(東北工大)が連続で中央を突きボールをゴール前1ヤードまで運ぶ。
最後はRB#9井戸(富山大)が中央に飛び込みタッチダウン、ようやく反撃ののろしを上げる。(PAT成功、7-14)
サイクロンズのキックにより試合再開。
味方のタッチダウンに奮起し、立ち直ったサイクロンズディフェンスは、相手オフェンスを止め、パントに追い込む。
ここでパントのボールをラッシュ陣がチップさせ、ゴール前35ヤードという絶好の位置からオフェンスにボールをまわす。
この攻撃は実らずパント、替ったディフェンスはランでロングゲインを奪われるも、その後のパスをDB#34鈴木(達)(南山大)がインターセプトし事なきを得る。
その後は互いにパントを蹴りあい、前半をタッチダウン1本差で折り返す。
サイクロンズのリターンにより後半開始。
自陣36ヤードからのオフェンス、本日絶好調のRB#20加納(東北工大)が切れ味鋭いランでボールを敵陣に運ぶも後が続かずパントで攻撃権放棄。
代わったディフェンスは、後半から外国人QBを投入した相手のパスで自陣に侵入を許すも、ここでLB#5金高(名院大)がパスをインターセプトし、ボールをオフェンスに渡す。
お互い一度ずつパントを蹴りあい、ハーフウェイ付近からのサイクロンズオフェンスは、QBに入った#3森下(金沢大)がオプションからのキーププレーによりロングゲイン、一気にゴール前20ヤードへ、さらにRB#20加納(東北工大)がピッチから駆け上がりゴール前8ヤードまで攻め込み第3Qが終了する。
最終第4Q、ゴール前から押し込むことができないオフェンスは4thダウンギャンブルも失敗し、せっかくのチャンスを失ってしまう。
しかしここで交代したディフェンス陣が、踏ん張りをみせる。
相手のエンドゾーン内のハンドオフにLB#47佐野(南山大)が襲い掛かりロスタックル、セーフティーを奪い、5点差に詰め寄る。(9-14)
サイクロンズのリターンにより試合再開。
リターナーに入った#3森下(金沢大)が好判断でロングリターンし、敵陣からのオフェンス。
しかし、ここでオフェンスがボールをファンブルし、相手にリカバーされてしまう。
替ったディフェンスは何とか耐えてパントに追い込むが、サイクロンズオフェンスはThree & out、さらに相手オフェンスにランとパスでゴール前12ヤードまで攻め込まれる。
ここは、ディフェンス陣が踏ん張ってフィールドゴールに抑えるが、点差が広がってしまった。(9-17)
サイクロンズのリターンにより試合再開。
残り時間は5分弱、豪雨の中パスを繰り出せないサイクロンズオフェンスはラン偏重となり、相手ディフェンスに的を絞られてしまう。
残り2ヤードの4thダウンギャンブルも止められ、万事休す。
その後は意気消沈したディフェンスが、残り2分の状況からランプレーでタッチダウンを奪われる。(PAT失敗、9-23)
さらに点差を広げられて、無残な形でゲームオーバーを迎えることとなった。
この敗戦の結果、2勝5敗でシーズンを終了した。
この結果は、昨年とまったく同じ結果である。
掲げたスローガン「NEXT」を成績の上では果たすことができずに終わった。
これはチームが入替戦を回避し、来季もXリーグで戦えることに満足してしまった結果かもしれない。
豪雨の中フィールドに立った選手は少なく、戦う以前の問題であったのかもしれない。
最後に大きな課題を残してシーズンを終えることになったサイクロンズ、この瞬間から来シーズンに向けた戦いはスタートしている。
エレコム神戸をはじめ、XリーグWESTの並みいる強敵挑むために何を変えていくべきか、チーム全員が課題に対して真剣に取り組んでほしい。
(Reported by 事務局 滝田)
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